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【不気味な話】あるはずのない三輪車

FM都市伝説

【投稿者:エンゼルさん】

今から13年前の話になります。

まだ主人と同棲したばかりの頃です。

当時は家賃が4万8千円で、2LDKのアパートでした。

部屋の番号は102号室でした。

主人だけが101号室の人にあいさつに行ったのですが、そこで不思議な話を聞かせてもらいました。

隣の101号室の住民は当時50代くらいのお母さんと、30代くらいの息子さんの2人暮らしでしたが、このアパートで一番長く暮らしていました。

当時息子さんがこのアパートに住み始めたころ、アパートのゴミ捨て場にピンク色の三輪車が置いてあったそうです。

最初は近所の住民が不法投棄したんだと思って、そのままにしていたそうですがいつになっても三輪車は置きっぱなしになっていたそうです。

いつまでも三輪車が置いてあるので、息子さんが粗大ごみの回収業者にたのんで三輪車を回収してもらったそうです。

それから数日したある日、ゴミ捨て場に行ってみると回収してもらったはずの三輪車が置いてありました。

息子さんは気持ちが悪いのと、ゾッとしたので自分の車にそのピンク色の三輪車を積んで山に捨てに行ったそうです。

そして車で三輪車を捨てて帰ってくると、さっき捨てたはずの三輪車がゴミ捨て場にありました。

それから息子さんは「さすがに怖くて怖くて、もう関わりたくないから放置してるんだよね・・・。」と言っていたそうです。

確かに101号室の玄関の側には、ピンクが色褪せて錆だらけのキャラクターのついた三輪車が置いてありました。

その息子さんは「前、このアパートが建つ前に一軒家があったんだけど、病気か事故かわからないけど、女の子が亡くなってるらしいんだよね。それで家を潰してアパートが建ったみたい。」と言っていました。

その話と関係あるかわかりませんが、私は住んでいる間は、幼児退行してしまいました。

有名なウサギのキャラクターに固執して、スプーンやぬいぐるみを買って飾ったり遊んだりしていました。

子供のような癇癪を起したり、子供っぽい言葉遣いだったりしたそうです。

まるで小さな女の子ようだったと、主人は私を心底気味悪がっていました。

そんなキャラクターの固執も、子供っぽい言葉遣いも、引っ越した途端にピタリと治まりました。

主人は、「きっと君には女の子の霊がついてたんだよ・・・。」とボソっと言っていたのが印象的でした。

引っ越してしばらくしてから、前に住んでいたアパートを巡ろうと、主人とそのアパートに行きましたが、住んでいた時には気づきませんでしたが、そのアパートは薄暗くとても不気味な佇まいをしていました。

そして最近「大島てる」という事故物件情報サイトで、当時住んでいたアパートを検索したら、私たちが出て行った102号室で、そのすぐ後に入居した住民が孤独死をしていたようです。

このアパートに住んでいるときは、寝ているときに女の人に両腕を引っかかれる夢を見て、起きたら両腕に何本もの赤い線ができていたこともありました。

アパートの外の階段を、知らないおばさんが登りながら消えたり、アパートの敷地で、2人組の中学生とすれ違ったので、私の後ろを歩いていた主人に「このアパートに中学生が出入りしてるんだね。」と言ったら、そんな人はいなかったと言われたこともありました。

そういったことがあったので元々霊道だったのでしょう。

霊道に建てたアパートなので、今でも住んだら興味深い体験ができるかもしれません。

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