殿堂入り都市伝説はこちら!

【奇妙な体験談】あおり運転の真相

【投稿者:黄色い車さん】

これは、夜のドライブ中に体験した話です。

免許取り立てだった私は当時、休みの前になるとよく一人でドライブに出掛けていました。音楽を流しながらのんびりと出来るドライブの行き先はいつも決めてはいません。

この日はちょっと遠くまでドライブに来ていたのですが、初めて来る場所で道に迷ってしまいました。

当時はカーナビなどもつけていなかったので、勘を頼りに車を走らせるしかありません。

ガソリンは満タンでしたのでガス欠の恐れはなかったのですが、コンビニはおろか、民家も見当たらない田舎道に迷い込んでしまったのです。

しばらく走っていたらどこかには出るだろうと楽観視していたのですが、すれ違う車もなかった道で後ろから一台の車が近づいてきました。

私はゆっくり走りたかったので、路肩に車を退けて先に行かせたのです。横を通るのは黄色の車で珍しいなと思いつつ、これでゆっくりと走れると思い再び走り始めるとまた後方から車が……。

しばらくして路肩があったので避けると、私の車の横を後方を走っていた車が通りすぎていくのですがまたしても黄色の車。

ん?と思ったものの、数分後にまた同じことが起きたのです。なにかがおかしい。

3台目の黄色い車で確信しました。自分がどこを走ってるのか目印のない田舎道を走っていたので二回目の時は気がつかなかったのですが、車を発見して路肩に止まるまでのタイミングが全て同じ。

路肩も似てるとは思ったけど、三度目で全て同じ路肩なのだと気がついたのです。でも、私はどこかを曲がったりなどはしていません。それなのに、ぐるぐると同じ道を……。

そして、ふと気づいたのですが、時計が3時33分のまま動いていない……!?

そしてまた、四回目の後方から迫る車を今度は先にやらずに路肩を通りすぎてみたのです。

すると、後方の車が突然スピードをあげて私を追い抜き、私の前に来たかと思うと急に止まったり、ふらついたりと煽るようなことをしてきたのです。

危険だと思い私が離れて止まると黄色の車も停車する。怖くて動くと黄色の車も動き出す。

時計は33分から32分に戻ったり、また33分になったりとその時間帯を何度も行き来し、同じ道から抜け出すことが出来ないんです!

あの車は何がしたいんだろうという恐怖。同じ道と時間から抜け出せない恐怖。何度も追突しそうになりながらも繰り返すなかでまたしても路肩が出てきたため、そこに避難したのです。

すると黄色の車も止まり、ドアがそっと開きました。

「殺される!」私はとっさに思い、Uターンして逃げることは出来ないかと思った瞬間、強い光で辺りが見えなくなり、同時にクラクションがビーーーーッと鳴り響き、耳をつんざくような音が数秒続いたのです!

数秒後、もうダメだと思った瞬間にピタッとやみ、光も消えて静寂と暗闇が戻ったのです。

黄色の車はすでにありませんでした。

ここにいるのは危険。でも、車を動かしても同じ時間からも場所からも逃げられない……。

ふと、時計をみると時刻は4時35分。時間が経過していたのです。3時33分から抜け出せ、1時間以上も経過していたのです。

恐る恐る車を動かすと、周りの景色も変わっていき10分ほどで住宅も出てきて無事に帰路につきました。

後日、気になって私はその場所のことを調べました。

すると、20年前に暴走車が事故を起こして死亡者が3人出てることを知ったのです。

新聞記事に掲載されていたのは、崖の下から引き上げられたボロボロになった黄色い車。私をあおってきたあの車だったのです。

あの車は私も巻き込もうとしていたのか、それとも危険を知らせようとしたのかわかりませんが、あのクラクションの音は今でも耳について離れません。

あの時、ビーーーッという音のなかにはギャー!という悲鳴のような声も混じっているよう気がしていたから。

あの不思議な体験は何だったのでしょうか。

いまでも車を走らせていると、ふと、思い出してしまうのです。

Amazon電子書籍 好評販売中!

Kindle Unlimited会員は無料でお読み頂けます。