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【怖い話】どうして私を無視するの?

FM都市伝説

【投稿者:はらださん】

私が小学6年生のとき、転校生がやってきました。その子は背が小さい色白の女の子。ミカちゃんといい、よく笑う女の子ですぐにクラスに溶け込みました。

私もすぐに仲良くなったのですが、ある女子にだけは違っていました。

その女子は、クラスでも目立たない存在。病気がちで休むことも多いけど、優しいいい子。

しかし、その女の子がミカちゃんに挨拶をしても、まるでいないみたいに無視。気づいてないのかなと最初は思ったのですが、無視は露骨に続きました。

なんでそんなに無視するの?と思っていましたが、思春期の私には注意できません。ミカちゃんはその子が近づくと逃げていき、目も合わせません。

まるでいじめみたいだと、不快にすら感じてきました。ある日、トイレで偶然、ミカちゃんと私、無視されてる女の子の三人だけになった時、とうとう無視されていた子が「どうして私を無視するの?」とミカちゃんに問いただしたのです。

それでもミカちゃんは無視。その子が見えていないかのように手を洗って素知らぬ顔。

これに逆上したのか、「ねぇ!何で無視するか教えてよ!私なんかした?」「ねぇ!私のこと見えてないわけ?」と、ミカちゃんの肩をぐっと掴んだのです。すると、ミカちゃんは振り返りはしないものの、明らかに動揺し始めました。

「見えてないの?!」更に浴びせられる言葉に、ミカちゃんは洗っている手をじっと見つめ、ポツリと「見えてるよ」と答えたのです。そして、「見えてるから無視するしかないでしょ!あんたは他の人には見えてないんだから!」とわめき散らしたのです。

他の人に見えてない?それってどういうこと?一緒にいた私も戸惑いましたが、その子も泣き出しています。更にミカちゃんは「あんたは死んでるの!ここにいたらダメなの!私たちに構わないで!私は何も出来ない」と振り向くことなく泣き出してしまいました。

混乱する私に、その子は「ひどいよ!死んでるなんて!私は病気もしっかり治して頑張ってるのに」と泣きじゃくり、出ていってしまいました。

これにはさすがにやりすぎだと、ひどいいじめの現場をみてしまったとゾッとしました。そして、ここで黙っていられないと。

「言いすぎだよ。死んでるなんて言っちゃダメだよ」ととがめると、ようやく振り替えたミカちゃんはじっと私の目を見てこう言ったのです。

「あんただって見えてないじゃん」と。

「見えてるよ」と答えたのですが、「見えてるなら目を合わせられないよ」「だって、あの子の肩に怖い男の顔が乗っかってるんだよ?しかもずっとあの子を睨んでるんだよ?」と続けられたのです。

そして、「もし見えてるなら絶対。そいつと目を合わせないで!あの男に殺されちゃう!」と泣きながら訴えたのです。

そう。ミカちゃんの先程のひどい言葉は、その子ではなく、その子の後ろに憑いていたものに向けて言っていたのです。

ミカちゃんが嘘をついていないということは雰囲気で分かりました。そして、私はその時、恐怖でミカちゃんと目を合わせることができませんでした。

だって、ミカちゃんの肩に、怖い顔の男が乗っており、ミカちゃんをにやにやと見ていたのですから。

それ以来、ミカちゃんの肩にはいつも男の人が顔を乗せています。だから私は、ミカちゃんを無視するしか出来ませんでした。

「どうして私を無視するの?」と言われたけど、気づいてることを肩の男に知られたら、次は自分に憑かれると思い、無視を続けるしか出来なかったのです。

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