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【本当にあったゾッとする話】ゴミ屋敷の秘密

【投稿者:miyuさん】

これは、私が大学時代の友達から聞いた話です。

一見ありがちな『ゴミ屋敷』にまつわる話なのですが、実際にニュースにもなった、ゾッとする話です。

当時、中学生だった恭子の住む街には、近所では知らない人がいないくらいに有名な『ゴミ屋敷』がありました。

近隣住民や役所の人が片付けをするように何度も説得していたのですが、一向に片付ける気配はありませんでした。

異臭もひどく、近所に住む人たちは困り果てていたようです。

そして、このゴミ屋敷に住んでいる人も強烈な方でした。

50代半ば男性なのですが、とにかく変わり者。

夜中になると近くのごみ捨て場に赴いては、

ごみを風呂敷に包んで持って帰るというなんとも気味の悪い人。

そして、他人を一切寄せ付けなかったそうです。

そんな気味の悪いゴミ屋敷ですが、恭子が通う学校では、もはや心霊スポットと化していたそうです。

『夜中になると女性の叫び声が聞こえる』

『オーブのようなものが頻繁に見える』

などの噂が、出どころ不明でどこまで本当かは分からないのですが、面白半分で囁かれていたそうです。

そんな折、ゴミ屋敷の噂に興味を持った恭子の友人が、

「ねえ、夜、一度見に行ってみない?」

と面白半分で探索をしてみようと恭子を誘ってきました。

恭子は例のゴミ屋敷から比較的近所だったこともあり、渋々付き合うことに。

そして決行当日。

恭子たちはペンライトを持参しつつ、夜中のゴミ屋敷に向かいました。

すると、ゴミ屋敷に近づくにつれ、昼間なら顔を歪めたくなるほどの異臭がするはずなのに、なぜかその時は甘い花のような香りが漂っていたそうです。

そして、ゴミ屋敷に近づくにつれてその甘い香りが徐々に強くなり、なんというか、リラックスしたような、ふわふわするような、変な感覚を覚えたそうです。

そんな、ちょっと異様な感じを抱きつつも、ゴミ屋敷に到着した二人は家の周りを探索していると、

「きゃっ!?」

ちょうど裏手でなにかをしていた住民の男と出くわしてしまったのです。

恭子たちはバレたと思い一目散に逃げ出したそうですがその時、背後から

「待って……」
※↑小さめの声で、消え入りそうな感じの声でお願いいたしますmm

という声が聞こえてきました。なぜか女性の声で……。

「えっ!?」

驚いて振り返ったものの、そこには女性などいません。

でも、どこからともなく

「待って……。  待って……。」

と女性の声が聞こえ続け、その声はゴミ屋敷から離れてもしばらく耳にまとわりついていたそうです。

やっとの思いで自宅付近まで逃げてきた二人は、

ゴミ屋敷の噂は本当なのではないか、と不気味に感じ、この件に関してはそれ以上追求しないことに決めたそうです。

次の日も、その次の日も、朝、例のゴミ屋敷の近くを通るといつものように異臭がしていました。

「あの時嗅いだ甘い香りはなんだったんだろう」

そんなことを思いながら普段の生活を送っていましたが、ある日事件が起きました。

なんと、そのゴミ屋敷が火事で全焼してしまったのです。

誰かが放火をしたらしく、焼け跡から住人男性と見られる遺体が発見されたそうです。

むごたらしい事件でこの件はニュースでも報道されました。

ですが学校や近隣住民の間では

「これでゴミ屋敷もなくなって良かった……」

などの声を耳にするともあったそうです。

ですが、問題はここからです。

なんと、全焼した焼け跡から発見された遺体というのが、住人男性のものだけではなく、複数の遺体が発見されたと、続報として報道されたのです。

この件はTVでも大きく取り上げられ、近隣住民も大いに困惑したそうです。

男性は独り暮らしだったはず……。

では、他の遺体は一体誰なのか……?

結果的に、遺体の身元は分からずじまいだったそうです。

「あの男がゴミを集めていたのは遺体の腐敗臭を隠すためだったのではないか」

「夜な夜なゴミを拾い集めていた男は、実は遺体を運んでいたのではないか」

そんな憶測も流れ、全焼したごみ屋敷に関する不気味な噂は終わることはありませんでした。

今では更地となったゴミ屋敷跡。

その道を通ると、誰かに急に肩や足を掴まれたり、どこからともなく女性の声が聞こえたりという怪談話は尽きることがありません。

そして、恭子はあの日嗅いだ『甘い香り』がいまでも忘れられないそうです。

あの匂いは、焼け跡から見つかった遺体の匂いだったのでしょうか。

あのごみ屋敷で、一体何が起きていたのか。

そして、それを知る人は、もうこの世にはいません。

身元不明の遺体は、今でも「待って……」と、助けを求めているのかもしれません。

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