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【精度97%】氷河期は2030年に本当にやってくる

地質時代的には現在の地球は氷河時代で、5500万年前から気温は下がり続け、地球の歴史を見ると現在の平均気温は極めて低いレベルにあります。

なんと、5500万年前に比べて6〜8℃も低い。5500万年前の地球は、現在の地球温暖化問題が笑い話に聞こえるほどの気温でした。

ですが今回はそういう話ではありません。

現在の氷河時代の中でも、特に気温が落ち込む「ミニ氷河期」が2030年に襲ってくるかも知れないという話です。

2030年にミニ氷河期が確実にやってくるって本当?

話の出どころは都市伝説ではなく、れっきとした学者さんの発表です。

2015年に、イギリスのノーザンブリアン大学教授、ヴァレンティナ・ジャルコヴァさんが王立天文学会で発表しました。

精度97%の予測

従来、太陽活動というのは、黒点の数を数えて調査していました。黒点の数が減れば、「太陽活動が衰えている」と判定するわけです。

でもその方法は、精度が少し低かったようです。

それに対して、ジャルコヴァ教授は太陽内の2つの磁気波を発見、そしてその磁気波は11年周期で変化していることを突き止めました。

ジャルコヴァ教授によると、2つの磁気波の周波数の変化の周期を測定することで、太陽活動の変化もわかるとのこと。

その理論に基づき、ジャルコヴァ教授が太陽活動を調べてみたところ、なんと太陽活動の変化を97%の精度で予測できるという結果となりました。

97%の確率で「当たる」というわけです。

そのジャルコヴァ教授が「2030年に太陽活動が著しく低下する」と発表したんです。それで「精度97%」と言われたら「ミニ氷河期はほぼ確実に来る」と思ってしまいますよね。

これに加えて、モスクワ国立大学の物理学者で「太陽の磁気活動の進化」に関して独自の物理数学モデルを開発しているヘレン・ポポワ博士も、2030年ミニ氷河期入りは実現する確率が高いとしています。

同じロシアの科学アカデミーの天体物理学者であり、プルコヴォ天文台の宇宙研究所所長でもあるハビブッロ・アブドゥッサマトフ博士は更に進んで「2015年には既に小氷期に突入しており、2050年から2070年ごろに最も凍結する時代が始まる」という論文を発表しています。

デンマーク工科大学のヘンリク・スベンマルク教授は2014年の時点で、「地球温暖化は終わり、既に寒冷化が始まっている」と言っています。

京都大学大学院人間・環境学研究科教授の鎌田浩毅さんも、2018年の時点で「約20年後にミニ氷河期が到来」という記事を書いてらっしゃいます。

江戸時代にもあったミニ氷河期

ジャルコヴァ教授によれば、2030年に太陽活動が著しく低下すると、「マウンダー極小期のようになる」とのことです。

マウンダー極小期というのは、1645年から1715年まで続いたミニ氷河期で、当時は太陽黒点も非常に少なかったそうです。

この時期を研究したエドワード・マウンダーという学者さんの名前をとってマウンダー極小期と名付けられました。

この時期はあまりに寒くてロンドンのテムズ川は完全に氷結しました。

また寒さの影響でエサが見つからなくなったネズミがエサを求めて人の多い地域に移動し、その結果、ヨーロッパ全土でペストが大流行して多くの死者を出したとも言われています。

当時日本はと言うと江戸時代なのですが、江戸時代と言うと飢饉が繰り返し起こった時代でもあります。

将軍で言うと、3代目の徳川家光の終わりのころから、家綱、綱吉、家宣、家継の時代です。

江戸時代の7大飢饉、寛永、延宝、元禄、享保、宝暦、天明、天保の飢謹のうち、最初の4つはマウンダー極小期とその前後に当てはまります。そしてその後も急に暖かくなるわけではないので、18世紀後半の天明の大飢饉でも多くの餓死者を出し、「人肉を食べた」などという話が残っているほどです。

寒くて米が実らず、多くの人が飢えたというわけですね。収入を米の年貢に頼っていた幕府も、財政は悪化の一途となります。

※ちなみにこの時期の京都の気温を、日記に残っている山桜の開花日から推測したところ、今より平均2.5℃低かったようです。

実際にミニ氷河期になったらこの世はどうなるの?

江戸時代にもあったわけだからそれで人類が滅ぶことにはならないでしょうが、地球全体としては現在よりも農業による食糧生産が減ってしまう可能性は高いです。

食糧不足になる

北海道以北にあたる高緯度地域では、地面が凍りついてしまったり気温が下がりすぎたりして、これまで農地として利用できた多くの土地が不毛の大地となってしまうかも知れないということです。

また、世界の人口は17世紀ごろは6億人前後なのですが、2030年の予想人口は85億人となっています。

17世紀に比べると10倍以上になるわけですから、食糧危機になる可能性が極めて高くなります。

理化学研究所の戎崎俊一さん(主任研究員)も「ミニ氷河期が本格化すれば北海道まで氷河が押し寄せる。アメリカは五大湖まで氷に覆われる。欧州は壊滅的。穀倉地帯の大部分で収穫が不可能になり、食糧危機は必至」と言っています。

元NASA上級研究員の桜井邦朋さんも「20億人が飢餓と病気で死ぬ危険性がある」と言っています。

日本は大丈夫?

「日本は米があるから大丈夫でしょ」

と思うかも知れません。

確かに日本の米の自給率は100%ですが、日本の米どころと言うと北海道と東北、つまり元々寒い地方です。この2つの地方だけで日本のお米の3分の1あまりを生産しています。

寒いけど、品種改良などいろいろがんばって、米が育つようになったんです。

でも氷河期になってしまうと、元々寒い地方が寒くなりすぎてしまって、米ができなくなってしまうかもしれません。

それに影響があるのはこの2つの地方だけではないでしょう。

また、こうして世界中で食糧不足となると、それが原因で戦争が起こってしまうかも知れません。

水不足にもなる

広島大学の長沼毅教授によると、ミニ氷河期がきっかけとなって、本格的な氷期に突入してしまう可能性もゼロではないそうです。

氷期というのは、何万年も続く本格的な氷河期のことです。

そうなってしまうと湖や川の水の多くが凍ってしまうので食糧どころか水まで不足してしまいます。

パンデミックの危険性も上がる

また、寒さが厳しくなると、感染症の被害も大きくなるでしょう。

17世紀はペストが猛威をふるいましたが、ペストはないにしても、インフルエンザの流行は今よりも脅威となるでしょう。

また、インフルエンザ以外のウイルスや細菌によってパンデミックが起こってもおかしくありません。

食糧不足、栄養不良も相まって、死亡率が高くなってしまうかも知れません。

まとめ

以上、ミニ氷河期の脅威を見てみましたが、もちろん、ジャルコヴァ教授の説への反論も多いです。

地球温暖化説をとる学者さんは当然反論しますよね。寒冷化より温暖化が脅威なんだと。

結局のところ、気候に関する科学は明日の天気予報すら外すことがあるわけですから、将来どうなるかはその時になってみないとわからないのでしょう。

ただ、もし2030年にジャルコヴァ教授説の正しさが証明されてしまった場合・・・現在の私たちは「温暖化防止」なんて言って、死者を増やすための努力をしていることになってしまいますね。

どうなることやら・・・。

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