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京都人は日本一プライドの高い国民だった!それを裏付ける3つの都市伝説

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日本の首都は言うまでもなく東京都ですが、東京の前に日本の中心として栄えていたのが京都です。

昨今では世界的な観光地として、世界中から観光客が訪れる、まさに「生きた伝説」とも言うべき街ですが、そんな京都には他のエリアの人間が聞いたら信じられないような都市伝説が多数あるのをご存知でしょうか?

【京都の都市伝説01】「東京」って何て読む?

他のエリアの方は信じられないかもしれませんが、京都は未だに日本の中心は京都だとの自負があります。

東京が首都であり、かつ様々な産業の中心であることは誰もがご存知でしょう。しかし、京都の人間にとって、「産業が」「行政が」といった問題ではないのです。

あくまでも「昔からの都」としての存在感から、京都こそ中心との思いが強いです。

例えば「東京都」という文字。多くの人が「とうきょうと」と読むかと思いますが、京都の人間は「ひがしきょうと」と読みます。

「?」と思われる方も多いことでしょう。実際、東京はかつては江戸と呼ばれていましたが、明治に入り、明治天皇が江戸に入ることで「東の京」ということで「東京」と名付けられました。

つまり、京都の人間にとって、東京とは「京都を基準に東にある」街であり、首都云々という話ではないのです。

そのため、例えば高速道路や電車は、基本的に東京方面に行く側を「上り」と称しますが、その点に異論をはさむ者もおり、「京都に来ることこそ上京、つまりは上りだ」と考えている人もいます。

【京都の都市伝説02】土地によるマウントの奪い合いが未だに健在

京都という街は、住んでいる場所によるマウントの奪い合いがとても強いことで知られています。

この点はネットで話題になることも多いのですが、京都には京都御苑と呼ばれる、かつて天皇が住んでいた場所があります。

ここから南に向けて、一条、二条、三条…と、数字が下がっていきます。

今日も尚、この名前は残っており、例えば八坂神社から松野尾大社を通る四条通りは京都の中心ですし、五条通りは京都の外部と連絡する大きな通りです。

しかし、今日では賑わいを見せているエリアでも、一条に近い場所に住んでいる方が「偉い」のです。

例えばこれは筆者の経験ですが、筆者は右京区に住んでいます。そこはいわゆる「洛外」と呼ばれるエリア。

洛外とは、かつて天下を制した豊臣秀吉が定めた「ここの中が洛中」とするエリア。筆者が住んでいるエリアは残念ながら洛外でした。

そして、今日に住み始めたころ、とあるお寺に散歩に行った際、「どこに住んでいるの?」と尋ねられたので場所を告げると「あぁ、洛外ね」と告げられました。冗談めかしてではなく、いわゆる「マジトーン」です。

ネットで語られているような都市伝説が本当にあるんだなと感心したものですが、その話を幼少期に錦市場(にしきしじょう)の近くで過ごしたという知人に話したところ、「そんな田舎の寺の人間が何を言っているんだ」と憤慨していたのです。

決して「失礼なことを言う人間だ」と憤慨していたのではなく「田舎に住んでいる人間が」と憤慨したのです。結局、その知人も住んでいるエリアでマウントを取っているだけでしかなかったのです…。

結果、京都の人間にとっての「京都」とは、上京区や中京区の極一部のエリア。

京都出身だという有名人がいても、上京や中京ではない場合、「あれは京都じゃない」といわれる始末なのです。

【京都の都市伝説03】京都は「特別」だと錯覚してしまう理由

京都の人間は、京都を特別な街だと思っています。

その理由はいくつかあります。まずは法律。法律は遡及できない決まりになっていますので、法律施行前からあるものに関しては不問です。

日本の法律とは、大まかには日本国憲法、さらにその前となると大日本帝国憲法となるのですが、京都の歴史はそれらの法律よりも断然古いです。

そのため、法律でカバーできないことも多々あります。例えば京都の街並みを見ると、車一台ギリギリ通れるような道路が珍しくありません。

今日の法律では、そのような場所に建築物を建てるのは許されないことでしょう。しかし、法律施工前からあった以上、遡及できませんので、そのままです。

先斗町(ぽんとちょう)や花見小路(はなみこうじ)で火災が起きた際、消防車が近くまで立ち入ることができませんでした。

これは、現代の法律で考えると有り得ないことで、現代の建築の法律では、通路の確保、さらには消防車がしっかりと入れるよう細かくルールが定められているのですが、そのルールよりも前にある街・建物なのです。

また、昨今京都は外国人観光客が増加しており、街には人で賑わいを見せていますが、その点もまた、京都の「特別感」の演出に一役買ってしまっています。

多くの人がお金と時間をかけ、ありがたかって訪れる場所は、地元・京都の人間にとっては当たり前のもの。極日常的なものです。

筆者にとっても清水寺や嵐山、金閣寺、東寺、二条城。どれも自転車で行けるような場所です。そのため、「京都の人間にとって当たり前のものなのに、ありがたがっちゃって」という驕りが生まれやすいです。

四条烏丸から四条河原町にかけてはホテルが多数建設され、スーツケースを引っ張りながら歩いている観光客も珍しくありませんが、そういった観光客を目にする度に、「わざわざご苦労だな」と、上から目線で視線を投げかける京都の人間は珍しくないのです。

まとめ

と言うわけで、京都にまつわる3つの都市伝説をご覧いただきました。ところどころで京都人のプライドの高さの片鱗を垣間見れたのではないでしょうか。

とはいえ、そこは京都!

そうやすやすとは周りにへり下って欲しくはない気がするのは私だけではないはず。

世界有数の観光名所は京都人のそんな気質も一役かっているのは間違いありません。

いつまでも、親しみやすくそれでいて芯が備わった京都人であり続けて欲しいものです。

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