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呪われた東京オリンピックの怖い噂【都市伝説】

2020年の東京オリンピック…2013年に開催が決定し、日本中で話題になりました。

1964年以来、2回目となる東京開催。経済の活性化や、2011年の東日本大震災からの復興のシンボルといった期待が込められた大会でもありました。

ところが開催が決定して以降、競技場のデザイン変更や公式エンブレムの盗作等、様々な問題が発生。

極めつけには、新型コロナウイルスの影響を受け、2020年の大会開催がまさかの延期。

相次いでトラブルが起こる様子から、何か呪われているのではないか?といった声も存在します。

華やかな大会の裏には何があるのか…今回は東京オリンピックにまつわる怖い噂について、迫っていきたいと思います。

トラブルまみれの2020年東京オリンピック

これまでに起こった不運

東京オリンピック絡みのトラブル。たびたびニュースで報道されていますよね。ここで今一度、どんな問題が起こって来たか振り返りたいと思います。

新国立競技場関連の問題

まずは、新国立競技場関連の問題について。

当初の1625億円から2520億円に総工費が膨張したことや景観への影響等の批判を受け、2015年の7月にザハ・ハディド氏デザインの新国立競技場建設計画を中止。

最終的に、総工費を1569億円に抑えた隈研吾氏によるデザインへ変更されました。

国立競技場(右)とその周辺(2021年3月)(出典:wikipedia

大会エンブレム問題

また、オリンピックにまつわるデザイン問題としてもう1つ話題になったのが、大会エンブレム問題です。

佐野研二郎氏デザインの大会エンブレムが決定していたものの、ベルギーの劇場ロゴに類似していると盗作の疑いが指摘されました。

取り下げが決まったエンブレム(出典:ITmedia NEWS

2015年9月には佐野氏のデザインが撤回され、再度公募する事態となってしまいました。

最終的に、2016年4月に野老朝雄氏による「組市松紋」デザインが新エンブレムに選ばれました。

「組市松紋」デザインの新エンブレム(出典:Olympics.com

開催都市の変更問題

また、他に話題となったのが開催都市の変更問題。

東京オリンピックが開催されるのは夏季であり、酷暑が課題となっていました。

開催時間を早朝といった涼しい時間帯にするといった案も登場したものの、2019年11月にはマラソンと競歩の開催場所が東京から北海道の札幌に変更となりました。

招致不正疑惑問題

その他、招致不正疑惑による日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長の辞任や、不適切発言による桜田義孝・五輪パラリンピック担当大臣の辞任等、関係者の問題も目立ちました。

新型コロナウイルス問題

そして、多くのオリンピックにまつわるトラブルの中でも一番打撃があったと言っても過言ではないのが、新型コロナウイルスによる大会開催の延期です。

本来ではあれば2020年の7月に行われる予定でしたが、世界的な感染拡大を受けて2021年7月23日の開幕となりました。

競技場や選手村の整備等の開催準備が進められていた上に、チケット販売も既に行われていたこともあり、多くの人にとってショックな出来事だったと思います。

オリンピックにまつわる呪いの噂

オリンピックは40年ごとに呪われている?

2020年3月18日、麻生太郎副総理兼財務大臣が参院財政金融委員会の際に「(40年ごとに訪れる)呪われたオリンピック」について答弁しました。

過去の大会を引き合いに出し、オリンピックは40年ごとに問題が起こっていると持論を展開したそうです。

本人によれば「この発言には特に意図は無い」とのことですが、状況が状況だけに気になってしまう話題ですよね。

アスリートや関係者の気持ちを傷つける発言だと批判されましたが、東京オリンピックがここまでトラブルに見舞われ続けている訳ですから、本当に呪われているのではないか?と感じてしまいます。

https://www.daily.co.jp/general/2020/03/19/0013204261.shtml

さて、麻生氏が語った40年ごとに呪われているオリンピックとは…どういったことなのでしょうか?

まず2020年からさかのぼること80年前の1940年の東京オリンピック。

あれ?そんなオリンピックはあったかな?と思う方もいるかもしれません。実は、開催が決定していたものの中止になってしまった幻の東京オリンピックなのです。

1940年東京オリンピック(出典:wikipedia

1936年の国際オリンピック委員会(IOC)で開催が決定。史上初のアジアで行われるオリンピックであり、様々な準備も進められていました。

ところが、1937年に日中戦争が勃発し、この軍事衝突が国際的に非難を浴びたことからIOCは日本に開催の辞退を求めたそうです。

また、物資や兵士を取られることへの軍部の反対や戦費の上昇もあり、日本政府は1938年7月に大会実施を返上し、中止が決定しました。

ちなみに、招致が決定した後で開催国が実施を返上したことは、歴史上この大会だけなのだそうです。

第二次世界大戦後、日本は1960年の夏季オリンピックに東京を開催地として再び立候補しましたが、残念ながら落選。

しかし、次の1964年大会に当選し、第1回目の東京オリンピックを開催することができました。

開催地決定を報じた読売新聞(1959年5月27日付)(出典:wikipedia

麻生氏がオリンピックの呪いとして挙げた1つが、この1940年の東京オリンピック。そして、もう1つ挙げたのが1980年のモスクワオリンピックです。

モスクワはソビエト連邦…現在のロシアの首都ですね。社会主義国としては初の開催でした。

1980年モスクワオリンピック(出典:wikipedia

このモスクワ大会は、前述の東京オリンピックとは違い、きちんと開催されました。それにも関わらず呪われていると挙げられた理由には各国のボイコットがあります。

当時は東西冷戦真っただ中。ソビエト連邦によるアフガニスタン侵攻に抗議し、アメリカやカナダ、日本や韓国といった66か国が参加をボイコットしました。

政治によって多くのアスリートの出場が左右されてしまった訳です。

「幻の代表」となった日本選手は総勢178名。これまで懸命に練習してきたにも関わらず、その夢が絶たれてしまったというのは、かなり辛い出来事ですよね。

やり場のない怒りを抱えた選手も多かったそうです。

そして、この1980年のモスクワオリンピックから40年後にあたるのが、2020年の東京オリンピック。

多くのトラブルに見舞われた上に、新型コロナウイルスの世界的流行によりオリンピック史上初の大会延期となりました。

1940年、1980年、2020年と40年周期で不運が起こるオリンピック。本当に呪いがあるのかはわかりませんが、不気味な話ですよね。

徳川家の呪い?

東京オリンピックの呪いには、もう1つ有名な噂があります。それは、徳川家の怨念により祟られているというものです。

徳川家と言えば、江戸幕府を開いたことでよく知られていますよね。初代将軍の徳川家康から始まり、15代将軍の徳川慶喜が大政奉還を行ったことで、江戸時代が終わりました。

オリンピックと徳川家。一見何の繋がりも無さそうに感じられますが、一体どういった話なのでしょうか?

結論を先にいうと、ことごとく不運な運命をたどった『徳川家達(とくがわいえさと)の怨念』。

そして、徳川家にゆかりのある仙寿院(せんじゅいん)に対する、あまりにも失礼極まりない工事に対する祟り、と言われています。

それではまずは、徳川家達から説明しましょう。

ご存知のかたも多くいらっしゃると思いますが、江戸幕府は15代で終わってしまったものの、徳川家自体はその後の時代も続いています。

そして、東京オリンピックと徳川家を結びつける人物というのが、徳川家16代目当主の徳川家達(とくがわいえさと)です。

江戸幕府が15代で終了しなければ16代将軍となっていた人物です。

徳川家達(出典:wikipedia

この『家達』、ことごとく不運な運命をたどったと説明しましたが、どのような人生を歩んだのでしょうか?

簡単に説明させていただきますね。

家達は明治2年(1869年)家達は静岡藩知事に就任しますが、明治4年(1871年)7月には廃藩置県によって免職となり、東京へ移住し千駄ヶ谷に住むことになります。

その後、貴族院議員を務め、他にも恩賜財団済生会会長、明治神宮奉賛会会長、大日本蹴球協会(現在の日本サッカー協会)名誉会長、第6代日本赤十字社社長等、様々な重要な職務に就いたそうです。

そして、ついには家達は1940年の東京オリンピックの組織織委員会の委員長に就任することになります。

オリンピックは国の威信をかけた、世界中の国々から注目される一大イベントです。

この、一世一代のイベントに、家達は並々ならぬ意気込みで挑んでいたようです。

しかしながら、第2次世界大戦の影響を受けて、東京オリンピックは開催が中止になり、幻のオリンピックになってしまいます。そして、奇しくも開催されるはずだった1940年に家達は76歳で亡くなるのです。

家達にとっては、さぞかし無念だったに違いありません。

ここまで徳川家達の経歴を大まかにお話ししましたが、彼にふりかかった不遇な人生をまとめると次のようになります。

まず、将軍になれなかったことが1つ。

15代将軍は徳川慶喜でしたが、実は継承権の順番としては家達の方が先に将軍になるはずでした。しかし、家達はまだ幼く、慶喜が先に将軍になりました。

家達が大人になった時に、将軍になるという予定だったそうですが、それも大政奉還で明治政府に政権が渡されたことで実現できませんでした。

幼少期の家達(出典:wikipedia

その後、家達は政治家になりますが、ある時、初代東京市長(現在の東京都知事)就任の話が持ち上がります。

内定直前までいったものの、徳川家のお目付け役である勝海舟の反対にあって辞退することに。

これに関しては、徳川がもう一度世に出るのであれば、国を背負って欲しい(単なる市長ではなく日本という国家全体を任せられる人物になって欲しい)という勝海舟の思いもあったようです。

家達にはその後、総理大臣に就任するチャンスもありました。しかし、もう一度国のトップに立った時に失敗したら立場が無いといった徳川家一族からの猛反発があり、家達の『国のトップに立つ』という野望はついえたかに思われましたが、

家達にとって、人生最後のチャンスが訪れます。

世界中の注目を集めるオリンピックという国家の一大イベントの指揮をまかされたのです。

そして、全身全霊を注いで準備を進めていたと言われるそのオリンピックも、開催中止に終わってしまいました。

家達の、積もりに積もった不遇な縁、そして人生最後に待ち構えていたオリンピックに対する並々ならぬ執着が、オリンピックに乗り移っているのではないか、と言われるようになるのです。

これこそが、『家達=オリンピックの呪い』と言われるゆえんです。

また、徳川家達以外にも、徳川家と東京オリンピックには因縁が存在します。

家達は徳川家所有の土地である東京の千駄ヶ谷に住んでいました。

そして、やがてこの土地は、1940年の(後に中止となる)東京オリンピックの競技場である「日本武道館」の建設予定地として、東京都へ譲渡されることになります。

しかし、土地を渡したにも関わらずこの東京オリンピックは開催中止となってしまうのでした。

この話にはまだ続きがあります。

日本は1964年の東京オリンピックに向けての大規模な東京の都市開発において、「千駄ヶ谷トンネル」が作られます。

千駄ヶ谷は東京体育館・国立競技場が並ぶ土地でした。

そして、この千駄ヶ谷トンネル……、立地的にさまざまな不遇な条件が重なり、寺院・墓地のある地区のすぐ下を突っ切る形で作られることになるのです。

この寺院・墓地には、徳川家代々の側室や婦女子が弔われているところ。

そんな罰当たりなことをしたため、東京オリンピックが呪われてしまったのではないか、と言われるようになるのです。

徳川家にゆかりのある寺院・墓地を突っ切って作られたと千駄ヶ谷トンネル(出典:wikipedia

このような罰当たりな工事をすることになった理由としては、オリンピックに向けた準備を急ぐあまり、突貫工事を行ったからだと言われています。

ちなみに、トンネル工事にあたり、墓はいったん取り去られ、開通した後でトンネル上の高台に改葬されたそうです。

さらに、この千駄ヶ谷トンネルは有名な心霊スポットでもあります。幽霊が出る、車の窓に手形が付くといった怪談も絶えません。

徳川家代々の側室や婦女子が弔われている「仙寿院」(出典:wikipedia

人生において最後であり最大の晴れ舞台であった1940年の東京オリンピックの成功を見ることができないまま亡くなった徳川家達の無念。

そして、1964年の東京オリンピックでは徳川家の菩提寺である寺院と墓地を突っ切る形でトンネルが作られたことへの恨み。

本当かどうかはわかりませんが、こういった徳川家にまつわる怨念により、2020年の東京オリンピックは呪われているのではないかと噂されているのです。

東京オリンピックとAKIRAの予言

80年代の漫画が中止を予言している?

さて、ここまで東京オリンピックにまつわる呪いの噂について紹介しました。2020年の大会開催、そしてトラブルによる中止…それらをまるで予言しているかのような漫画が存在します。

それは大友克洋氏によるSF漫画の金字塔「AKIRA」。1982年から1990年に「週刊ヤングマガジン」で連載、1988年にはアニメ映画が公開。今でも多くのファンが存在する作品です。

(出典:AV Watch

AKIRAの舞台は2019年。

1982年、東京で新型爆弾が使用されて第三次世界大戦が勃発。終戦後、新首都である「ネオ東京」が建設され、爆発により荒廃した「旧市街」(かつての東京)でも、2020年の東京オリンピック開催を機に、都市再開発が進められていきます。

しかし、街では反政府ゲリラと軍は敵対し合い、デモ隊と警察が衝突し合う日々が続いていました。

そんな中、バイクを乗り回す不良少年の主人公・金田は、国家機密である超能力を持つ子供「アキラ」の存在を知り、その争奪戦に巻き込まれていく…といった物語です。

注目して欲しいのは、「東京オリンピック開催」という点。

2020年の東京オリンピックの開催が決まった時、漫画の内容が現実のものとなり、「AKIRAの予言」としてかなり話題になりました。

そして、この「AKIRAの予言」…実はまだ続きがあります。

AKIRAではオリンピック会場の再開発工事に対して、市民による反対デモが起こり中止の方向にあります。

有名なのが作中に登場するオリンピック開催までのカウントダウンが書かれた看板。

(「東京オリンピックまで開催迄あと413日(アニメ映画版では147日)」と書かれています。)

看板近くには意味深な「中止だ中止」の文字。

(出典:AV Watch

そして、現実の2020年の東京オリンピック。

AKIRAの予言通りになったら開催が中止になってしまうのではないかという噂が、以前からありました。

そして、結果的には2020年の開催は延期となってしまい、予言が現実化しているのではないかと話題になっています。

ちなみに、AKIRAの世界では何らかの伝染病が流行っている描写もあります。

作中で「WHO 伝染病対策を非難」という新聞記事が描かれているのです。

ネオ東京で伝染病が流行しており、その対策に関してWHOが非難した…ということのようです。

(出典:CRただいま速報

そして、現実では2020年の東京オリンピックと同時期に、世界中で新型コロナウイルスが流行しています。

AKIRAの世界と現実の奇妙な一致。こんなにも内容がリンクしているというのは、何だか怖くなってしまいますね。

最後に

トラブル続きの2020年東京オリンピック。その様子から、呪われているのではないか?という噂が絶えません。

麻生太郎氏が国会答弁で発言したように、40年周期でオリンピックには何かしらの不幸が起こっており、偶然だとしても気になってしまいます。

そして、もう1つ気になるのが徳川家によるオリンピックへの呪いの噂です。人生の中であらゆるチャンスを逃し、1940年の東京オリンピックを開催できなかった徳川家達の無念と千駄ヶ谷と言う土地にまつわる怨念。

実際に千駄ヶ谷トンネルは有名な心霊スポットであり、何らかの呪いがあったとしても不思議ではないように感じます。

また、漫画やアニメ映画が有名な「AKIRA」では2020年の東京オリンピックの開催から中止、伝染病の流行が作中に描かれており、まるで予言書の様です。

他にも、今後起こりそうなことが作中に描かれていそうですよね。

「AKIRA」の世界では、第3次世界大戦の勃発や、都市の崩壊、軍や反政府ゲリラとの争いが繰り広げられていますが、どうかそれらは現実にならないことを願います。

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