殿堂入り都市伝説はこちら!

坂本龍馬暗殺の真相を暴く5つ都市伝説

幕末の志士・坂本龍馬は、小説「龍馬がゆく」やNHK大河ドラマ「龍馬伝」で話題になり、最も人気の高い歴史上の人物ではないでしょうか。

坂本龍馬は、「大政奉還」を成し遂げる立役者でしたが、志半ば明治維新を目前に暗殺されてしまいました。暗殺されたのは慶応3年(1865年)11月15日の夜でした。中岡慎太郎とともに過ごしていましたが、その夜一体何が起きたのか?

坂本龍馬の命を狙う人物はたくさんいましたが、いったい誰によって龍馬は暗殺されてしまったのか。

坂本龍馬暗殺について迫っていきます!

坂本龍馬暗殺犯は新撰組・十番隊隊長 原田左之助説

坂本龍馬暗殺犯は新撰組・十番隊隊長 原田左之助説

龍馬が暗殺された現場には鞘が残されていました。その鞘の持ち主である新撰組・十番隊隊長、原田左之助が坂本龍馬を暗殺したのではないか、とされていましたが、龍馬の額にあった刀傷は左利きによるものでした。(原田佐之助は右利き)

そして龍馬は「北辰一刀流の達人」であり、その龍馬を殺害できるだけの実力の持ち主といえば斎藤一なのでは?という説もありました。ですが、斎藤一が左利きだったというのもはっきりしていません。

しかし、現在の研究では龍馬暗殺実行犯は新撰組ではないと見られています。

トーマス・グラバーが坂本龍馬を利用した説

トーマス・グラバーはスコットランド出身の武器商人であるが、フリーメイソンの一員であったという説があります。

長崎のグラバー邸には、コンパスと定規を合わせたフリーメイソンのシンボルマークが描かれた石碑や石柱があったということなので、グラバーがフリーメイソンの一員であることは確実でしょう。

鎖国だった日本にやってきたトーマスグラバーは、武器の輸入に関わっていた坂本龍馬と出会いました。

その頃の龍馬は、薩摩藩や長崎の豪商・小曽根乾堂(ゴウショウ・コゾネケンドウ)の支援を受け、龍馬とその同志らで日本初の商社「亀山社中」を結成し、武器弾薬の輸入、そして薩摩藩名義でグラバーから武器や軍艦、ユニオン号などを購入し長州藩へ送りました。

つまり、薩摩藩・長州藩の仲介役として武器を卸していたということになります。

これも倒幕のための準備ということでしょう。

また活動の一環として、江戸幕府倒幕を目的とした活動も行われていたそうです。

その時の薩摩藩と長州藩は犬猿の仲でしたが、目的はどちらも江戸幕府を倒したいというものでした。そこで龍馬が仲を取り持つ形で1866年3月7日に薩長同盟を成功させました。

しかし、その同盟を組ませる事自体がトーマスグラバーの目的ではなく、江戸幕府を倒し開国させることが真の目的だったのではないか?という説がささやかれています。

開国が目的でビジネスを展開したいグラバーは、江戸幕府を倒幕することが必要になります。

そして、ちょうどその頃幕府の力は弱まっており、琉球藩との密貿易やイギリスとのつながりで財政が潤っていた薩摩と、倒幕派の先方であった長州を組ませる事で幕府は対抗できなくなります。幕府の力をさらに弱まらせ、龍馬に力をつける事でトーマスグラバーは開国に一歩近づけるようになります。

龍馬は薩長同盟を組ませる事で幕府に対抗できる力を持ちます。龍馬とグラバーは開国をしたいという思考は一致していました。こうしてグラバーは江戸幕府を倒幕し、開国することに暗躍させたと言われているのです。

元々下士出身である坂本龍馬が、日本初の株式会社「亀山社中」の設立や、薩長同盟、大政奉還の発案など大それた事を成し遂げた裏には、世界的秘密結社の「フリーメイソン」の存在があったのではないかという説があります。

トーマスグラバーの本当の狙いは一体何だったのでしょう?

そして開国を成功させた後に龍馬は暗殺されています。

一説によると、グラバーはフリーメイソンのことを知ってしまった龍馬を暗殺した可能性があると言われているのです。

表の顔は、日本を開国し貿易をすることで真っ当なビジネス展開をしていますが、裏では一体どんな陰謀があったのでしょうか?

龍馬がフリーメーソンの一員であるという証拠はないですし、もしグラバーがフリーメイソンの会員に龍馬を誘っていたとすれば秘密を知ってしまったということになりますが、果たしてどうなのか。

薩摩藩・西郷隆盛説

大政奉還後、薩摩藩・西郷隆盛と坂本龍馬は意見の食い違いがありました。

それは幕府が倒してから龍馬は、幕府側、薩摩藩、長州藩など関係なく、「国をよくしたい」という考えの人を集めて行動を起こしたかったのです。

ですが、元々力を持っている西郷隆盛は龍馬との意見の相違があったと思われます。

龍馬は、国をよくする上で必要な存在の名前を挙げた中には、薩摩藩、長州藩意外にも江戸幕府の将軍・徳川慶喜など幕府側の人間も挙げていたことにより、西郷隆盛はそのことに納得いかなかったのでしょう。

そこで考えたのが幕府側に龍馬暗殺をしてもらう事でした。

もちろん幕府側は龍馬を邪魔な存在と考えていたので、龍馬の居場所が分かればすぐに行動に出ることはわかっていました。

そう考えた西郷隆盛は、幕府側の人間に龍馬の居場所をリークした可能性があります。

自分の手を下さずに坂本龍馬暗殺を成し遂げたのではないか!という説です。

しかし、個人的には薩長同盟を成し遂げた坂本龍馬をリスペクトしている部分もあると思いますので、真実であって欲しくないですね。

「小さく叩けば小さく返す」「大きく叩けば大きく返す」と言っているように、やはり西郷隆盛は龍馬のしたことに対し、恩もあると思いますので西郷隆盛説はないのではないかと思います。

紀州藩説

紀州藩は、紀伊国(現在の和歌山県)と伊勢国(現在の三重県)の南部を納めた藩で、徳川御三家(徳川将軍に次ぐ地位を持っていた3家)の一つです。

慶応3年、紀州藩が所有している“明光丸(メイコウマル)”と、龍馬達が乗っている“いろは丸が”衝突し、いろは丸が沈没する事件が起こりました。

“いろは丸”は瀬戸内海を航行中でしたが、近くを航行していた“明光丸”が一度衝突した後慌てて後退し、また前進して2度に渡り衝突したそうです。

いろは丸は160t、明光丸は887t、大きさが約5.5倍も大きな船なので衝突したら潰れてしまいますね。

衝突してからお互い航海日誌を提出し、衝突の原因や責任について話し合いを始めましたがましたが、当時船同士の衝突したことによる法律がありませんでした。

龍馬は国際ルールを盾にして、土佐藩・後藤象二郎までもが出てくる程の大ごとになり、最後には海外の事例をもとに判決を下すこととなりました。

その裏では、龍馬の知恵と人脈が功を奏し、あらゆる手段を使って自分たちを有利な方向へ持っていくことができました。

結果、紀州藩は7万両もの大金を支払う羽目になりました。

なんと現在のお金に換算すると約160億円!!

それは紀州藩も龍馬を目の敵にしてもおかしくないですよね。龍馬の知恵勝ちということになりますね。

船の件で通常の賠償以上の7万両もの大金を取られた紀州藩は、龍馬を恨み、暗殺したということです。

後に、岩崎弥太郎が日本三大財閥の一つ三菱財閥を創業した資金はこの時のお金が使われたと言われています。

ちなみに岩崎弥太郎は、幕末の中を駆け抜け、武士から実業家に転身し、三菱財閥を創業した初代創始。

龍馬が設立した「亀山社中」はのちに名前を変え「海援隊」となり、その会計士を務めたのが岩崎弥太郎です。

京都見廻組説

当時京都は、倒幕を目論む志士たちによって荒れ果てていましたが、京都の治安を維持するためにできたのが、京都見廻組です。

龍馬は京都で伏見寺田屋における捕り方(罪人を捉える役目の人、今でいう警察)を殺害し逃走したために、京都の治安を害したということで龍馬は京都見廻組にマークされていました。

寺田屋事件とは、京都で薩長同盟の会談をしたあとに薩摩藩士として寺田屋に宿泊していた龍馬を、伏見奉行の捕り方が捕らえる、もしくは暗殺しようとした事件です。

伏見奉行が龍馬を捕らえようとした理由は、薩摩藩士を騙る不逞浪人(幕府側にとって好ましくない人物)が寺田屋にいるということだったそうです。

そこで捕り方30人ほどに囲まれた龍馬は「薩摩藩士である」と嘘をついたが、簡単に見破られ打ち合いとなり、捕り方を殺害し逃走しました。

捕り方を殺害し逃走した、というよりは捕縛もしくは殺されそうになったところ打ち合いとなり殺害してしまい、龍馬も捕まるわけにはいかないので逃走したということですね。

この流れからすると、京都見廻組は龍馬を暗殺したのではなく業務を遂行したということになります。

このことがわかったのは、1870年(戊辰戦争後)に元京都見廻組の隊士・今井信郎自身が京都見廻組だと供述し、暗殺したのは見廻組与頭の佐々木只三郎(ササキタダサブロウ)、渡辺吉太郎(ワタナベキチタロウ)、高橋安太郎(タカハシヤスタロウ)、桂早之介(カツラハヤノスケ)であると言われています。

まとめ

個人的には、トーマスグラバー がフリーメイソンでその秘密を知ってしまった龍馬は消されてしまったのではないかと考えています。

グラバーがフリーメイソンであることは確実なので、龍馬とグラバーの間で薩長同盟や輸入やら色々な話をされていたと思います。

頭の切れる龍馬は何かを掴んでしまい、秘密を握られてしまったグラバーは暗殺を考えて行動に起こしたと考えています。

坂本龍馬は、お龍と日本人初の新婚旅行・霧島温泉に行ったことも有名ですが、様々な日本人初を成し遂げた龍馬が暗殺されてしまったことは残念に思いますね。

坂本龍馬暗殺についての説は、今でも謎が多く真犯人は一体誰なのかわかっていませんが、色々な説を考えていると歴史が楽しくなってきますよね!

Amazon電子書籍 好評販売中!

Kindle Unlimited会員は無料でお読み頂けます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です