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【これって心霊現象?】館山海軍航空隊赤山地下壕で体験した奇妙な出来事

FM都市伝説

【投稿者:芝猫さん】

千葉県館山市に所在する館山海軍航空隊赤山地下壕……ここはネット上でも心霊現象多発スポットとして有名ですが、今回はまだ世間にはほとんど広まっていない奇妙なエピソードをご紹介します。

今回、地下壕内で心霊現象を体験したE君について

まず、今回の館山海軍航空隊赤山地下壕で奇妙な体験をした友人(大学の友人E君)を簡単に紹介しておきます。

E君は身長が182cmある長身で、顔から優しさが滲み出るいわゆる雰囲気イケメンの類です。

そして大のウサギ好きであり、「ウサギが可哀想だから。」と言う理由で、大学の講義が終われば光の速さで帰ってしまうような人です。

そして、彼にはもうひとつの特徴があります。

それは極めて敏感な霊感を持っていることです。

今回は、そんなE君を含めた計5人での貴重な館山旅行の際に起きた出来事です。

メンバー5人で館山海軍航空隊赤山地下壕へ立ち寄ることに

メンバーは5人、ワンボックスタイプのレンタカーを借りての旅行です。

館山には「海鮮網焼き食べ放題+飲み放題付き1泊7000円台」と言う穴場スポットがあり、私個人では毎月のように訪れるお気に入りのホテルがあります。

今回もそれ目当てで来たようなものですが、さすがに毎回訪れていてはほとんどの観光地をまわり尽くしているので正直ネタ切れな感がありました。

携帯でまだ見学していない観光地を探し(当時はガラケーなので得られる情報も少なかった)、なんとか目ぼしいスポットを発見しました。

名称は「館山海軍航空隊赤山地下壕」……なんとなく興味をそそられる名前です。

ホテルのチェックインまでは4時間もあったので、ほぼ満場一致で行くことになりました。

E君だけは反対していましたが、友達のY君が「民主主義は数が正義!」と意味不明なことを言い出し、渋々ついてくることになります。

そして現地に到着……入り口付近に駐車場があったので車を停め、一同は管理棟を目指します。

中に入ると管理人さんがいて、名前と緊急連絡先を記載する紙、そしてヘルメットを渡されました。

一応人の手で補修はされているようですが内部は相当に古く、落盤の可能性もあるため人が出入りできる範囲は限られているとの説明を聞きます。

最後に管理人さんから「これも持っていって下さい…中は暗いですから。」と懐中電灯を渡されます。ますますワクワクしてきます。

いざ防空壕の中へ

さっそく防空壕の入り口に向かいます。

さっそうとした森を抜けると標高の低そうな山があり、木々に隠されるような形でトンネルの入り口が表れました。

この付近からの眺めは絶景で、広大な房総半島を大パノラマで見ることができます。

中に入ると外の明るさと中の暗さの対比で一瞬目が眩みます。

地面は舗装されておらず、時折天井が低くなっていることから屈んで進まなければいけない箇所も多々あります。

肝心のE君はメンバーの真ん中を震えながら歩いています。

E君が言うには「先頭で何かを発見するのは嫌だし最後尾で何かに掴まれるのも嫌」だそうです。

そんな中Y君がまたも「ウサギのために頑張りな!」と訳の分からないことを言って励まします。

場にそぐわない発言をすることで定評のあるY君(悪い意味ではなく)ですが、彼はこのような環境下においては無類の心強さを発揮します。

メンバーが5人もいたので、探索したい組とじっくり観察したい組に別れての移動となります。

例えばディズニーランドに行った際も人数が多ければ絶叫系に乗りたい組、歩きたい組、パレードを見たい組などに多少なりとも別れるのではないでしょうか?それと同様の現象です。

私はじっくり観察したい組として3人で行動し、例の霊感が凄まじいE君と、ごくごく普通な友達のF君が探索したい組となりました。

おそらくE君の場合はこんな所に長いこと残らず、さっさと探索して出たいと言う思惑があったのかと思います。

防空壕の奥は光の届かない真っ暗闇の世界

歩き始めるとすぐに灯りが少なくなり、ここからは懐中電灯の出番です。

トンネルの先は吸い込まれるような闇に包まれ、ある程度歩くと金網で行く手が遮られます。

その先から聞こえてくるゴォォォォォという地響きのような不気味な音と、生暖かい風が頬をかすめます。

おそらくこのトンネルの先には出口があり、海風がここを通過することでこのような現象が発生するのだと考えました。

まぁもともとは軍事基地として活用された防空壕ですから、出口がひとつしかないと万が一の時に逃げられませんからね。

しばらく歩いていても先行しているE君たちには出会いません。

相当先に進んだな……そう思った瞬間、トンネルの先で何やら会話のようなものが聞こえてきます。

誰かいるのかと思い慎重に進んで行くと、そこには茫然とした姿で立ち尽くすF君の姿と、地面に座り込んで怯えているE君の姿がありました。

私「何かあったの?」

怯えて顔を上げられないE君の代わりにF君が答えます。

F君「あそこ……。」

F君が指を指したその先には、何やらぽっかりと穴のようなものが開いています。

サイズは直径30cm~40cmくらい、高さは地上から2mくらい、穴の先はまるでブラックホールのように漆黒の闇に包まれ、その先には何があるのか検討もつきません。

日常生活においてもあまり経験したことのない、全てを吸い込むような黒い色をした謎の穴は、人の心の中に不安を植え付けるには十分すぎるものであると記憶しています。

怯えるE君をこのままにしておくことは出来ないので、Y君がE君に肩を貸しながら出口に向かい歩き始めました。

この後は特に何も起きず無事に外に出ることが出来たのですが、まだこの時点でE君の身に何が起きていたのか知る由もないので、E君が落ち着いてきたタイミングで聞いてみることにしたのです。

E君が防空壕内で見た一部始終

E君の証言を元に、出来るだけ当時の状況を再現したいと思います。

私とE君のグループが離れてから間もなく、E君は左手に延びるひとつの通路を発見します。

特に進入防止用の柵もなかったので、「ここも見学コースなんだろうな。」と思ったそうです。

F君はその先に何があるのか気になったらしく、懐中電灯をトンネルの先に向けて照らしました。

するとトンネルは想像以上に短かったらしく、懐中電灯の届く範囲で既に行き止まりになっています。

周辺をよく観察していると、行き止まりとなっている壁の左上の方に、妙に黒く塗られた箇所があることに気が付きました。

E君とF君がある程度近づいたところでその色の正体が判明します。

これは塗られているのではなく穴なんだと……。

吸い込まれるような「黒」を忠実に再現した穴……照らしてみても周辺が明るくなるのみで、穴の先は途方もない闇が広がっています。

「帰ろうよ。」

E君がそう提案した矢先、穴の中から太めの男性と思われる腕が出てきました。

E君は驚きのあまり声を出すこともできず、F君はただただどうすることも出来ずに警戒しています。

するとその穴の先から男性と思われる人の声が聞こえてきました。

「おい!ちゅういはいるか!!おい!!」

この言葉の意味が分からず、2人は恐怖で立ちすくんでいると……

「発見したら教えてくれ!!!」

と大声で言われ、その奇妙な手は穴の奥へ消えていったそうです。

その直後、私を含めた3人がE君の元へ合流しました。

おそらく私がトンネルの先で聞こえてきたであろう会話は、もしかしたらこの時のものだったのかもしれません。

このE君の話を聞いている時点で私たちは外にいます。

この話を聞いたあとで問題の場所に戻るのも不気味すぎて気がひけますよね。

そのため帰り際に管理人さんに今回の件をすべて話すことにしたのです。

万が一壁の向こうに本当の人間がいたとしたなら、それはそれで誰かに伝えなくてはならないかなと思ったからです。

館山海軍航空隊赤山地下壕の管理人さんから聞いた驚きの事実

ことの詳細を話すと、管理人さんから驚愕の事実を知らされました。

管理人「穴……確かにありますね。ただあれは戦時中の通気口で、1キロくらい繋がっているんですよ。人ですか……? さすがにあんなところに人なんていないねぇ。通路はそもそも人が入れる大きさじゃないし、壁の向こうは何もないですから………。」

壁の向こうには空間がない……。

その直後、管理人さんが意味深な発言をします。

管理人「あの先はもともと発電施設のある通路だったんだけど、戦時中落盤事故があって多くの兵士が犠牲になったんだ。もうどうにも出来なくなって石で通路を埋めたって聞きましたよ。」

皆様はこの件をどう思われるでしょうか?

それと穴から出てきた意味の分からない言葉……。

後付けかもしれませんが、よくよく考えてみると「ちゅういはいるか?」は「中尉はいるか?」と言った意味なのではないでしょうか。

だとしたら先程の穴から出てきた腕は、戦時中に亡くなった兵隊さんの悲痛の訴えだったのかもしれません。

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