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【ちょっと怖い話】公園にいつもいる”とある女の子”

【投稿者:miyuさん】

これは、私が中学生の時の話です。

私の家の近くには小さな公園があります。家族とあまり上手くいっていなかった私は家族と喧嘩をすると公園に逃げていました。

いつも誰もいない公園で静かに過ごすことができていたのですが、ある日公園に同じ年くらいの女の子がいたんです。

田舎の町でしたし、その公園で遊ぶ子どもたちはほとんどが顔見知りでした。

ただ、その女の子は見たことがない子でした。

ですが特に不思議には思いませんでした。ちょうど夏休みだったので、どこかの家に遊びに来てるんだろうなって思ったのです。

人見知りする私は、距離をとって過ごそうとしたのですが、その見知らぬ女の子が話しかけてきたんです。思った通り、近くに住む祖父母の家に泊まってるらしく、その日は他愛ない話をしました。

その子はみほという名前らしく、話していると落ち着いた気持ちになり、家族と喧嘩してることがバカらしくなり、結局その日は家に帰ったんです。

それからというもの公園に行くとみほちゃんがいて、話をするようになりすっかり仲良くなりました。

でも、昼間に遊ぼうって誘っても断られるんです。会うのはいつも公園だけ。でも、とっても優しくて私が眼鏡を落として割ってしまったときも、心配そうな顔をしていたんです。

眼鏡がないと、目の前のものですらほとんど見えなくなるので、みほちゃんが拾って笑顔で渡してくれたときはとても安心しました。

あるとき、毎晩公園に来るみほちゃんを私の友達にも会わせたいなと思い、友達に泊まりに来てもらい、夜にみんなで公園に行く予定を立てたことがありました。

ですが、泊まりに来た友達は公園に行く直前にお腹が痛くなり、二泊してもらったのですが、結局体調不良によって一度も公園には行けませんでした。

三日ぶりに公園に行き、みほちゃんにそのことを告げると、ちょっと不機嫌になってしまいました。

そしてみほちゃんは「友達なんて私だけでいいよ」と言ってきたんです。そして、「私の家においで」と言われ、急に腕を掴まれました。その手は夏なのにヒヤッとしているけど力強くて、有無を言わせないとばかりに引っ張られることに恐怖さえ感じたんです。

「ちよっと待って!」そう声をかけても止まりません。勢いで眼鏡を落としてしまったものの、それでもみほちゃんはとまらないんです。

眼鏡がないので周りはもやがかかったみたいで、何にも見えなくて更なる恐怖が襲いかかるなか、なぜかみほちゃんの姿だけはくっきりと見えるのです。

暗闇で、しかも眼鏡がないのに、にやりと笑いながら私を見てるみほちゃんの顔が!

前を見ずにどんどん突き進んでいくみほちゃんの姿だけが見える状況でようやく私はみほちゃんはこの世のものではないことに気がつき、その腕を振りほどこうとしたのですが、強すぎて振りほどけません。

(連れていかれる!)私の頭のなかはパニックになり、どうにか振りほどこうとしたのですが、その様子を見てみほちゃんはゲラゲラ笑いだし、私は必死に抵抗して振りほどくことができたのですが、そのまま倒れこみ、意識を失ってしまったのです。

次に目が覚めた時は、公園のベンチの下でした。明け方、散歩してる人に声をかけてもらい、目を覚ましたんです。

夢だったのかなと思ったものの、眼鏡は割れていて、手首は指のあともくっきりとついてるんです。

それから、公園に行くことはなくなりました。あのとき抵抗していなかったら、私はどこに連れていかれていたのでしょうか。

幽霊を見るのは視力ではなく脳だと聞いたことがあります。あのとき、眼鏡がなくてもみほちゃんが見えたのは、脳で見ていたからなのでしょう。

それからというもの、なんか変だなと思ったら、眼鏡をとるようにしています。眼鏡がないのにはっきりと見えるもの。それはきっとこの世のものではないはずだから。

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