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【日本史最大の謎】邪馬台国阿波説の真相に迫る

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女王卑弥呼が統治する邪馬台国の場所は、日本史最大の謎の1つです。

学会では北九州説と畿内説が長く激論を戦わせてきましたが、古代中国の歴史書「魏志倭人伝」に記された邪馬台国の場所は北九州説だと距離が短すぎ、畿内説だと方角が異なります。

その矛盾を解決する答えとして提唱されたのが、邪馬台国が現在の徳島県に当たる阿波国(あわのくに)にあったという説です。

邪馬台国阿波説の全貌

邪馬台国阿波説を唱えたのは、徳島県の郷土史家グループ「古代阿波研究会」で、1976年に「邪馬壱国は阿波だった」(新人物往来社)を出版しました。

ここでいう邪馬壱国は一般に邪馬台国と考えられ、魏志倭人伝ではこの表記が使われています。

研究会は卑弥呼を天照大神(あまてらすおおみかみ)とし、徳島市国府町の八倉比売神社(やくらひめじんじゃ)にある五角形の祭壇を卑弥呼の墓と考えました。

祭壇は石積みで、高さ50センチほど、1辺が約2.5メートルの正5角形。他の土地ではちょっと見られない形をしています。

神社の祭神は大日霊命(おおひるめのみこと)。この女神は天照大神とされています。

卑弥呼の宮は八倉比売神社からひと山越えた名西郡神山町神領の高根城址で、研究会はここを邪馬台国の中心地と主張しました。

高根城址があるのは標高700メートルの山頂。

今は悲願寺という寺になり、境内には古代中国の文字が刻まれた常夜塔が立っています。

日本神話に登場する出雲は、徳島県南部の那賀川、勝浦川流域で、魏志倭人伝の狗奴国(くなこく)に当たるとしています。

卑弥呼が中国三国時代の魏からもたらされた銅鏡を山上からの通信に利用したというユニークな説も唱えました。

卑弥呼が明日の天気を予見すると、銅鏡の反射で各地に伝えていたというのです。

徳島市の南部地方では「山がピカピカ光ると次の日は雨になる」とする古くからの言い伝えが最近まで残っていました。

徳島県は神話の女神イザナミの名前を取った伊射奈美神社が美馬市にあるほか、天皇陛下がご即位後に初めて行う大嘗祭にあらたえを献上するなど、古くから朝廷にゆかりがある土地です。

研究会の発表後、俳優の故フランキー堺さんら多くの郷土史家や歴史ファンが邪馬台国阿波説を唱えるようになりました。

邪馬台国阿波説に確実な物証があるわけではなく、学会から見向きもされていないのが現状ですが、徳島県は古代イスラエルのソロモン王の秘宝伝説やユダヤ系とされる渡来人の伝承など不思議な話が数多く伝わっています。

歴史ファンらに何かがあると思わせる魅力が存在するのかもしれません。

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