【投稿者:たつおさん】
工場では労災というのがつきものです。
手が切断されるとか、足がなくなるなどはままある事ですがこれの最大級に恐ろしい話を、当時派遣で行っていた会社で聞いた事があります。
そこの会社はもともと軍事兵器を作ってた会社で、現在もグラマンの銃撃された後が残っている古い会社でした。
そうした事もあって鉄を砥石で削ったり所謂、鉄加工を専門にやっている工場でした。
今はなくなったのですが、鉄を削るだけでなく裁断したりする機械があったそうです。
当時私の入職時に色々世話をやいてくれる女性がいました、たまたま私の中学校母校で同級生だった姉の人だという事が話ていく間にわかりました。
そうした事もあって仲良くなったのですが、実は同じ正規の社員から後に恐怖の話を聞かされることとなりました。
交替制に配属となったので、夜中は静まりかえって夕食も食べる事になります。
そんな時非常に可愛がってもらったこともあり、同僚の人と休憩中話になりました。
先ほど話た姉の義兄弟である弟さんが、実は鉄を裁断する機械に洋服が挟まりそのまま引きずられて首が斬首されて死亡したという話を聞かされました。
当時非常ボタンはありましたが、鉄を切るような機械は非常に音がうるさく声を上げても周りが気が付かなかったそうです。
そのまま衣服がはさまり鉄を切り落とす、のこぎりのような刃に首が切断されてしまったらしいのです。
周りは血の海。救急車を呼びましたが、すぐブルーシートをかけて引き上げていったそうです。
直ちに現場検証が始まり、当時まだ若かった姉は茫然と立ち尽くしていたそうです。
結構こうした事件もあったのに、気丈にふるまっているのですが相当な事件だったことは想像できます。
上層部は当然責任を取らされて退職。
首の皮一枚垂れ下がった状態で死亡している姿を、女性も当然見ているので失神したり当然仕事どころでもなくなる訳です。
真夜中にその話を聞かされましたから、帰りの車で背筋が寒い思いをして帰ったのを覚えています。
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